3rdカマロ&トランザムのオートマチック車からマニュアルミッションに載せ換える時の作業工程です。
 簡単ではありますが参考にしてください。
  車によって、使用する部品内容によっても変わりますが¥750,000前後となります。

     今回の作業は「5000ccTPIの1991年ファイヤーバードトランザム」です。

その@:まずは現在のトランスミッションを下ろして、不要になる部品を外します。
  
そのA:
・ブレーキ&クラッチペダルも変更となりますのでA/T用のブレーキペダル&ブラケットも外します。

・シフタースティックの穴もA/T車には空いていませんので、センターコンソールも外します。

・ブレーキペダル&クラッチペダル、ペダルブラケットに取り付けするスイッチ類もあり、クラッチシリンダーのロッド穴加工もありますので、ステアリングコラムごと外して運転席足下あたりは空っぽとなります。
 
そのB:
・取り外したA/Tシフターとブレーキペダルです。

・取り付けするM/T用ブレーキ&クラッチペダルです。
 中古品を綺麗にしている物ですが、ナイロンブッシュ、ピン等は新品での供給がありますので、
 全く問題なく使用できます。 ※この部品は新品では手に入りません。

・今回はオーナーのご希望でノーマルゴムのペダルパッドではなく、MOMOのペダルパッドを取り付けしました。

 
そのC:
・コンソールを加工してシフターアッパーブーツを取り付けしておきます。
 M/T用の物ではなく、元のA/T用をカット加工して取り付けする物です。

・シフターロワーブーツを取り付けする為に、フロアートンネルも穴あけ加工です。
  
そのD:
・穴あけ加工後、下から見るとこんな感じです。クランクのリヤシールはこの時についでに交換しておきます。・クラッチシリンダーASSY(純正品)を取り付けする為に必要になる穴あけ加工をして、取り付けします。
   
そのE:
今回の作業で使用した部品です。
・T−5トランスミッション(5速)
・純正アルミベルハウジング
・センターフォースデュアルフリクションクラッチカバー&ディスクSET
・センターフォースSTEELフライホイール
・純正クラッチフォーク
・ARPフライホイールボルト
・ARPプレッシャープレートボルト
・ウレタンミッションマウント
・B&Mシフター
・純正スピードセンサー
・メーターギヤー
・ローラーニードルパイロットベアリング
この他にも専用の細かいボルト類やセンサー、ブラケット等、約30種類の部品を使用します。
 
そのF:
・STEELフライホイールを取り付けしているところです。
・クラッチディスク&プレッシャープレートを取り付けします。
・あらかじめセンター出し(芯出し)をしておいたアルミベルハウジングも取り付けします。
そのG:
・いよいよT−5ミッションを搭載するのですが、車によってファイナルギヤが違いますので、
 スピードメーターのギヤーを合わせる必要があります。
 ミッションケースリヤハウジングを一度外してメータードライブギヤを組み替えます。

・B&Mのシフターを取り付けしたところです。
 綺麗なブルーアルマイト仕上げですが、ブーツが付くので結局見えなくなります。

・トランスミッションオイルを入れます。メーカー指定オイルはATFですが、
 違うオイルを入れることもあります。今回は最初の慣らし用でATFを入れます。


そのG:
・組み込みの終わったブレーキ&クラッチペダルです。写真はありませんが、ヒール&トゥがやりやすいように、
 アクセルペダルの高さは変更加工してあります。
 ノーマルアクセルペダルはかなり奥にありますので、A/Tの場合でも加工することがありますね。
・シフトノブが付いていない状態です。純正のM/Tシフトノブ(16mm×1.5)が付くねじサイズになっています。
 今回はステアリングとブランドを合わせてMOMOにしましたが、イモねじ3,4本で止めるタイプのシフトノブはほと んど取り付け出来ます。
・マニュアル用にECM(エンジンコントロールモジュール)の書き換えもします。
   
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