2006年3月5日
ツインリンクもてぎ カートレース第1戦


出場者 :パンサークラス 倉鹿野 厚
      FAクラス  
千代 勝正 http://chiyo-katsumasa.net

http://www.twinring.jp/kart/index.html

今年最初のカートレースです。
前日3月4日(土)から練習、セッティングをして準備バッチリ!参戦です。
前の晩はツインリンクホテルに宿泊。あまりお酒は飲まずに10:30には寝ました。

≫動画    @倉鹿野 厚 
A千代 勝正
 
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  リアルプレイヤーです。
 
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≫@倉鹿野氏レポート!

午前中 公式練習 パンサークラス参加台数は17台でした。
10分間の公式練習で2番手のタイム、なかなか良い感じかな。
そして5分間のT.T(タイムトライアル)です。
この5分間のタイムトライアルの順位で予選ヒート(10周)のグリッドが決まります。
5分しかないのでうまくクリアラップを作ってタイムを出さなきゃいけません!

ピットロードにカートを並べてスタートを待ちます。
後ろには公式練習TOPタイムのカートが並んでいました「ん〜!?狙われてるのかな?」
嫌な感じなので前に行かせたかったのですが、ゆっくりピットロードをスタートしたのに前に行ってくれません。
1周目でイン側を空けておいたり、ゆっくり走ったのに...

そのままの位置で前との距離を空けてアタックです。結局、タイムトライアルの順位は2位。
ラストラップ6周目で後ろにいたドライバーにTOP取られてしまいました。

予選ヒート(10周)です。
2番グリッドからのスタートフロントアウト側からのスタートで、スタートはそのままの順位でまずまずでした。
5周ほどそのままで2番手を走行、前の車のミスをついてTOPに出たのは良いのですが、
TOP出たと思ったら、大ミス「あ〜〜あ〜〜やっちゃった」
でも、もう一度抜き返し予選ヒートはTOPで終了。終了後の計量は153kg。
もてぎでの最低重量は145kgなので、重すぎです。痩せなくちゃ。

ピットに戻りマシンのチェック、なんとクラッチがボロボロになってました。
予選ヒートのスタート時に回転上げている時間が長すぎました。
仕方なくクラッチ交換をしたのですが、これで決勝はロケットスタートだ!

決勝はTOPからのスタート12周のレースです。
スタートもバッチリ決まり徐々に後続を引き離したかったのですが、あまり間隔が変わらずにいて、しかも自分のタイムがあまり出ていない!
それまで後ろは見ない様にしていたのに、4コーナーでちらっと見てしまいました...

「このまま自分のペースがあがらないと入られるな」なんて思ってしまい、ミスをしたところで1台入られてしまい、次の周でさらにもう1台。
残り5周ほどあったのでチャンスをうかがってはいたのですが、最終ラップで2番手のマシンがTOPのインに入る!
オレも〜!っと続いてインに入って並んで立ち上がり〜〜〜
最終コーナーーーーーそのまま3番手でした(T_T)
残念でしたが、来週の新東京パンサーカップ頑張ります。






≫@千代 勝正レポート!

http://chiyo-katsumasa.net
フレーム
:KOSMIC T11/エンジン:VORTEX RVA/タイヤ:ダンロップ ハイグリップ S

今回参加した、もてぎカートレースFAクラスは3月26日に同コースで開催する全日本のFAクラスの前哨戦ということで全日本優勝経験者も多く参加しハイレベルなレースが期待できるので開幕前の練習を兼ねて参戦しました。

前回の練習ではハイグリップタイヤ初走行でフロントタイヤが予想以上に減ってしまったので、
今回までにシャーシセットとドライビングを見詰め直して前日練習に入りました。
シャーシセットは予想通り、バランスが良くなっていてエンジンならし中から前回のベストラップを更新してしまいました。
そしてニュータイヤを2セット使い、ニュータイヤでタイムを出す練習をしました。
前日のベストタイムは36.9。トップと変わらないタイムです。「明日は意外と行けるかも」

予想以上の出来にほっとしてホテルに戻りました。
そこでPrime Worksの宮本さんが撮ってくれたビデオを見て練習の復習会。
「FAのカートってこんなに速いの!?」ビデオで見ると、まるでF1のようなコーナーの速さでした。。。

そしてレース当日。

起きた瞬間、激しい筋肉痛が襲う。でも自分に負けずにベットから飛び起きました。
「やっぱりハイグリップタイヤは体きついな〜」
カートレースは朝の公式練習から始まりタイムトライアル→予選→決勝の順で進みます。

朝の公式練習は前日のタイヤを使い、体とマシンのチェック。体はまだまだ平気。マシンもいい感じ。
ただ路面にゴムがのっていて前日のラストよりも路面が良い。

タイムトライアルは速いドライバーの後ろに着いてタイミングを計っている間にチェッカー。
位置取りを失敗してしまい9番タイム。予選ヒート、たぶん上位のドライバーはタイヤを温存してくる。
でも僕はハイグリップ初レースでタイヤがどこまで持つかなんて分からないし 9番手スタート。

何も怖いものはない。行けるところまで行ってみようと心に決め、スタートしました。
スタートで順位を上げ、その後も次々にパスしていき最終的に4番手まで上がれました。
ここで37.0のファーステストラップを記録しました。
「スピードは問題ない。あとはタイヤがどこまで持つか。」
予選ヒートが終わった時点でフロントタイヤが若干荒れだしていました。

そして決勝スタート。4番手はアウトスタートなので1コーナーで5番手に落ちてしまいました。
序盤、トップが逃げる前に上位に上がりたかったので、ブレーキングをギリギリまで我慢して前車に並びかけていきましたが、次のストレートで伸びなくなって抜き返されたりと四苦八苦。。。

終盤になるとトップ2台は遥か先に逃げてしまっていて3.4.5位が団子状態で僕はその中の5位を走っていました。

この時点で、もう1位は無理でも3位までは全然チャンスがありました。
「ここまで来たら、何が何でも表彰台の3位が良い!」
そう思い必死で追いかけましたが、中盤からフロントタイヤがきついくなっていて終盤はどうしようもならないぐらい、フロントが入らなくなっていました。

最終ラップ。渾身の走りで追いかけましたが抜けるまでに間隔は縮まらず最終コーナー、
「ここで飛び込んだら絶対にぶつかってしまう」

本番の全日本の前でマシンを壊したくなかったので、ここは自分にセーブが掛かり。5番手でフィニッシュ。

今回はハイグリップタイヤのレースを経験したことがない、僕にとって全日本開幕前に全日本のトップドライバーたちとレースが出来、贅沢な練習をさせてもらった気分です。

公式練習から決勝ヒートまでの、すごい路面変化。フロントタイヤの限界。
タイヤを減らさないシャーシセットとドライビング。体力不足。。。
今回のレースで開幕前に経験できるはずがなかった、このような発見が出来ました。

全日本開幕戦では今回の経験がフルに生かせると思います。