ヒーターコア

ヒーターコアも古くなると漏れてきますので交換します。
今回は特に漏れはなかったのですが、ラジエターやホース類も交換なので
おそらく今までに一度も作業していないヒーターコアも交換します。     
冷えた状態でクーラントは抜いておきます。
助手席のアンダーパネルを外し、奥にあるのがヒーターユニットです。
ECMとそのブラケットは邪魔なので外しておきます。
ユニットにビス留めしてあるモジュールも外します。
ユニットのカバーのビス4本を外します。
3本は楽に取れますが、上の1本は見えないし、
手もなかなか入らないので苦労します。ここは1番の難関です。
ポンティアックだともうちょっと楽なのですが。
カバーが外れるとコアが見えます。
ここでエンジンルームへ移動します。
コアの口がどこにあるかわかりません。
このままだと作業しづらいので邪魔なものを外します。
  
デスビのカバーをPBインサイダーで外しました。
  
プラグコード、ディスキャップ、コイルを外すとコアの口とホースが見えます。
ホースクランプを外し、ホースを外します。ディスキャップはついでに交換かもしれません。
 
ここでコアのビス4本を外します。ケース左下のビスも忘れずに外しましょう。
コアはこれでフリーになったので手前に引き抜きます。すんなりは出てきません。
ちょっと強引に引き抜くのでプラスチックを割らない様に。冬場は暖めた方が無難です。
  
ユニットの中はホコリでいっぱいなので綺麗に拭いておきます。
漏れていた車はこの中がクーラントで汚れているので頑張って掃除しましょう。
綺麗にしないと臭いが出たりするので。
外したコアは特に漏れている様子はありませんでした。
カバーなどの外したものは水洗いします。


オリジナルのコアは真鍮です。
ちょっと前まではデルコの真鍮製でしたが、
それがもう生産中止になり、
今はアルミ製のものになって形も変わりました。
形状変更によりオリジナルのステーが全く使えなくなったので、
一緒に入ってきたスポンジを使います。
スポンジをこんな感じにコアの上下に貼り付けます。
直接コアをユニット内に取り付けます。
ヒーターホースの口を上手く穴に合わせないと入りません。
壊さない様に優しく押し込みましょう。
スポンジのおかげで結構きつめにはまります。
本来コアが留まっていたカバーを付けます。
ユニットのカバーを取り付けます。
その他、外したものを元に戻します。
ちなみにこれはECMのブラケットに付いているカステラの黒い所です。かなりねっとりしています。
元々はスポンジだったのでしょうが、カステラとほぼ同質ぐらいに変質しちゃってます。
これがカーペットに落ちて踏んづけてしまうと茶色いのが取れなくなるので綺麗に取り除いて新しいスポンジを貼っておきました。

エンジンルームから見たコアの口です。
後はホースを戻して、コイルディスキャップ、プラグコードなどを戻します。

クーラントを入れてエアが抜ければおしまいです。