タコメーター

タコメーターの表示が実際より高くなる症状は、
このくらいの年式のGM車では良くあるでしょう。
少しずれているのもあれば、
普通の空ぶかしでレッドゾーンまで行ってしまうのもあります。
今回はそれを直したいと思います。
この症状はほとんどの場合針を動かしている基盤が悪い為です。     
基盤はメーターの中にあるのでメーターを外して行います。
コラム下のパネルを外すとメーター回りの
プラスチックの枠がビスで留まっているのでビスを外し、
あとは引っ張ればクリップが外れます。
コラムを留めているナット2個をゆるめ、コラムを少し下げておきます。



メーターはビス4個でとまっているので外し、
手前に引き抜きます。
チルトもいっぱいに下げておいて下さい。
外れました。ホコリとかがすごいです。
クリアのパネルとグレーのパネルを外したら、
右下にあるのが基盤です。引っこ抜きます。
この白黒のチップの中に抵抗がいくつか入っていて、
その1つが経年劣化で抵抗値が狂うみたいです。
なので新たに抵抗を付けることになります。
だめな抵抗を切り離します。PIN3のところをカットします。


この銀色のキャパシタに並列に新しい抵抗を半田付けします。
これで完了です。
基盤を元に戻してパネルを組んでいきます。
クリアのパネルはくすんでいるのでついでに洗ってから付けました。
もう一つついでに裏の電球を外して拭いておきます。
これらも白くくすんでいます。1個球切れがありましたので交換しておきました。

逆の手順で組んでいきますが、メーターが付いた時点で動作をチェックしておきましょう。
問題なければ全て組み上げて終わりです。
正確なタコメーターの数値と比べてずれが無くなっていれば完了です。
これはタイミングライトの回転計表示です。