プライムワークスで使用しているトラックを
ハイエースからシボレーに変更しました。

店頭価格98万円で販売されていたエクスプレスVANを
現状で購入してきた物です。

普通に使用しながら色々と修理、改善していき、
修理箇所をレポートしていきます。
 
 レポート1:2012年10月01日
シボレーなのにGMCフェイスのエクスプレスですが、
まあそこは別に気にしません。
探しているときからGMCフェイスの方が良かったので。

これからメンテナンス、改善をしていく上で車の内容が気になりますので
オプションコードラベルをチェックします。
オプションコード「GU6」ファイナル(デフギヤ比)は3.42です。
これはトラックとして使いやすいギヤ比ですね。
「G80」も有るので、LSD付きですね。

「JB6」POWER BRAKE DISC/DRUM
7200Lbsのブレーキなので、スタンダードのブレーキですね。
車重から考えるともの足りないブレーキです。

あとは「L31」5700ccの(R)VORTECエンジンで
「M30」4L60E 4速4/T
「UY7」トレーラー用配線
「VR4」ヒッチメンバー
「ZY1」COLOR Solid ただの白って事。
他には気になるオプションコードは無いですね。

オプションコードをだいたい見たら、重量測定です。
近所に台貫が有るのでそこで重さを量ります。
車検証上は2480kgで、実際に量ってみると2400kg そのままです。これは重いですね。
ハイルーフでも無く装備も全然無いのに2400kgは重いです。
ちなみにハイエースは1900kgでした。
排気量とトルクから考えるとハイエースよりは速いな。

車の高さですが、これも車検証上では202cmでしたが実際に量ってみると204.5cmでした。
一般的な屋内駐車場での高さ制限は210cmまでなので問題なくほとんどの場所には入れそうですが、
たまに2mまでと言うのがあるので、
ホイールとタイヤの変更と車高を少し下げて195cmぐらいにはしておきたいところです。

 レポート2:2012年10月04日
車を持ち上げて部品出しをします。

走行距離は30320マイル(メーターは)ですが、
まぁ嘘ですね。

初年度登録が平成13年ですので、アメリカで3年以上使われてからの
並行輸入ですので、おそらく8万マイル(13万km)は超えているでしょう。
エンジンルームや足回り、下回りにカサカサの泥がたくさん付いていますが
これはアメリカの土でしょう。

日本でだいぶ頑張って落としたような跡がありますが、落とし切れていません。
市場価格で新車並行と中古並行だと金額に大きな差がありますが当然の事です。

新車から日本で走っている車で、実際の走行距離の車の方が間違いなく良い物だからです。
この車は日本ではあまり距離を走っていない様ですね。

 レポート3:2012年10月05日
エンジンまわりの点検です。

とにかく土汚れがひどく、ラジエターホース、ヒーターホースなどゴム類はカチカチです。全部交換予定です。
プラグコードもひび割れ、インテークオイル漏れ、ディスビがた有りラジエターは交換したことがありそうですが、
キャップはダメです。
エアーフィルターとBOXが泥だらけなので洗浄します。

このような状態でも普通には走ってしまうんですよね。
よく点検すると色々ありすぎで恐くなります。
きちんと点検して、事前に対処しておかないとどこかで故障してレッカーのお世話になるのでよく見ておきましょう。

 
 レポート4:2012年10月05日
P/SギヤBOXのオイル漏れ、P/Sポンプのオイル漏れ
P/Sプレッシャーホースオイル漏れこの部分のオイル漏れはよくありますね。
修理する事は多い箇所です。

シェビーバンやアストロなどにたまにある故障で、
P/Sポンプ内部のベーン破損で、パワステが全く効かなくなる事があります。
ハイドロブースターブレーキの車はブレーキも効かなくなるので恐いです。
P/Sポンプのオイルシールを修理するときに内部をよく見て、
クラックなど無いかどうかチェックします。

エアコンの効き具合が良くなかったのでガスの量を見ようとも思いましたが、
見た目でコンプレッサーから漏れ跡がしっかりとあります。
このアルミのコンプレッサーもよく交換する部品ですね。
プレッシャースイッチからの漏れ跡もあります。

これらの修理が必要と思われる箇所は時間と距離が進んでいれば
間違いなく壊れてくる部分ですので仕方ないと思ってます。
他の車にも言える事ですが、日本国内で中古車を手に入れた場合
前のオーナーさんが一通り壊れやすい箇所を交換した事のある車が良いですよね。
この車はぜんぜんメンテナンスしてなかったのかな?
予想が付くところ全部ダメです。

 レポート5:2012年10月05日
下回りの点検です。リヤヒーターに行っているヒーターホースもカッチカチです。
とてもゴムとは思えません。
フロントサスペンションはショックアブソーバーのロワーブッシュが完全に崩れています。
30320マイルでこれは無いですね。
コントロールアームブッシュもカッチカチで右側アッパーは欠けて一部無くなってます。
リヤバンプストップラバーもボロボロです。

とりあえず車検を取って現状で乗ろうと思いましたが、さすがにショックアブソーバーはすぐに交換します。
ブッシュ交換はブッシュとボールジョイントのみで交換した方が安いか
アームASSY(ブッシュ、ボールジョイント付き)で交換した方が安いか
値段の違いを確認してから部品オーダーします。ASSYの方が安い場合もあります。
   
 レポート6:2012年10月05日
A/Tのオイル漏れも有りますね、そんなに酷くはないですが、
セレクターシールからの漏れ、リヤシールより漏れ、
プロペラシャフトが刺さるところのブッシングにがたつきもあるので
リヤハウジングを外してブッシュ(メタル)交換もします。
A/T前に交換した跡がありますね。一度は交換した事があるようで、これは嬉しいです。
フューエルフィルターは全然交換していないみたいです。これはすぐに交換します。
 レポート7:2012年10月05日
ブレーキです。

ブレーキホースは他の部品と同様にカッチカチですのでもちろん交換。

フロントブレーキローターは錆もそうですが、長い時間放置されていたのかな?
と思えるほどブレーキパッドの当たりが悪すぎです。

リヤブレーキホイールシリンダーは左右とも漏れ有り、
リヤブレーキシューは残量少ないので交換予定ですが、

これらは最初から交換予定でしたので良いのです。
フロントブレーキはこのままでちょっと乗ります。
もともとこのトラックや、サバーバンなどは純正でブレーキの効きが悪いので
もっとよく効くようにブレーキのアップグレードを考えているから良いのです。
2500やHDブレーキオプションが付いている車はもう少し効くんですけどね。
リヤはノーマルできちんと整備しておいて、とにかくフロントブレーキを効くように、
タッチが良くなるように改善する予定です。
 
 レポート8:2012年10月05日
とりあえず車検を取りナンバーを付けますので、
マフラーの出口を直しておきます。

マフラーはフロントパイプから全部作り直す予定です。
フロントパイプ〜触媒〜マフラー〜テールパイプまで
全部ステンレスで作り直します。
まぁまだ先の話ですけど。。

 レポート9:2012年10月09日

色々と悪いところは見つかりましたが、無事8ナンバーのまま車検を取り
そのまま乗ろうと思ったのですが、フロントショックアブソーバーが
漏れとブッシュが崩れていて酷すぎるのでビルシュタインに交換します。

付いていたのはノーマルショックなので仕方ないですね。

ついでにフューエルフィルターも交換した跡が無いので交換しておきます

 レポート10:2012年10月09日

トランスミッションのリヤシール交換とエクステンションハウジングのシール交換
プロペラシャフトのスリップヨークブッシングの打ち替えです。

リヤシールオイル漏れでシールだけ交換してもスリップヨークに減りがあったり
ブッシングの摩耗でがたつきがあるとすぐにオイルシールが駄目になります。