ラジエター

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ラジエターのサイドタンクに亀裂が入ってきたら寿命はあとわずかです。
ここが縦に割れるとクーラントは一気に流れ出て走行不能になってしまうので結構怖いです。
3rdカマロ、トランザムのラジエター交換は5、6年程前からだいぶ増えてきましたが、ここ2年ぐらいは特に多くなってきました。
アストロやサバーバンなどのラジエターもサイドタンクはプラスチックですが、やはり10年ぐらい経過したプラスチックは、熱による膨張と収縮を繰り返し硬化している為にひび割れが生じてきます。
ただ、プラスチックがそのような状態になっている時には、この後の写真でもわかるように、ラジエターのラインにエンジンブロック内部の細かい錆びなどが下の方から詰まっているのがほとんどで、酷い物はラジエター面積の約半分ぐらいしか機能していない物も有ります。
これが、オーバーヒート気味の原因になっている物も多く、
「オーバーヒートするからサーモスタットを交換したい」
「大容量のアルミラジエターに交換したい」
「電動ファンを交換したい」
などと言った部品注文や、問い合わせが多数有りますが、基本的にノーマルに近いエンジンであれば、部品がきちんと機能していればオーバーヒートする事は無いですね。
エンジン内部の水回りも同様に流れが悪くなっている事が有りますので、ラジエターだけで直らない場合もあります。

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冷えた状態でクーラントは抜いておきます。

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ラジエターアッパーブラケットを外します。
アッパーホース、ロアーホース、ヒーターホース、
リザーバホースを外し、ATのクーラーホースも外します。

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ラジエターを引き抜きます。

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普通、葉っぱとかビニール袋とかが積もっているので掃除します。

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外したラジエターはフィンににゴミが溜まってますね。

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サイドタンクをバラしてみると、下の数本は錆や液体ガスケットのカスが詰まってます
普通このぐらいは詰まってますが、ラジエターの下部分1/4位は機能していません。
サイドタンクにはATのオイルクーラーが入っています。
クラックが入っているのがよくわかります。

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今回はエンジンブロックからもクーラントを抜き取りました。
左右バンクの真ん中くらいにドレンがあります。
L98は右側のドレンはノックセンサーでもあります。
ブロックからは6リットルくらい抜けます。
古いエンジンは大抵、ブロックのドレンを外してもすぐにクーラントは出てきません。ブロックの下部に錆び等が堆積している為、ドライバーなどで削ってようやく
クーラントが出てきます。
ドレンを抜いてすぐにクーラントが出てくるようであれば、
割とブロック内部の詰まりは無いですね。

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新しいラジエターを取り付けて、ホース、ATクーラーラインも戻します。
ラジエターはASSYで交換します。
プラスチックのサイドタンクとOリングだけでも部品供給は有りますが、
元のアルミラジエターサイドのかしめを再使用するのはお奨め出来ません。
なかなか上手に出来ずにやり直しなんて事も。。。

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原液と水50:50で割ったクーラントを入れます。
クーラントは30~35%の割合で入れます。
カマロだとトータル15リットルくらい入ります。
エアーが抜けにくい為なかなか入らない場合は、
スロットルボディの出口の辺りのホースを外すとすんなり入ります。
エンジン暖機してエアーが完全に抜ければOKです。
ATFはオイルクーラーの分減るので油量チェックをして完了です。