EVENT REPORT
2006年06月18日 

全日本カート選手権 東地域 FAクラス 
第3戦 スポーツランドSUGO 国際カートコース

http://www.sportsland-sugo.co.jp

チーム名:KOSMIC RACING TEAM JAPAN&POWER WORKS
ゼッケン:#13
フレーム:KOSMIC T11
エンジン:VORTEX RVA
タイヤ :ダンロップハイグリップ S

ポイントランキング
http://www.jaf.or.jp/msports/index.htm
REPORT

6月17日 前日走行

今回は、レースウィークの金曜だけが雨という予報でしたので、
金曜日は、ゆっくり体を休めて土曜日から集中して走ることにしました。
今回の前日走行のメニューは、

・ とりあえず初めて走るコースなので、コースを覚える。
・ 次に3基あるエンジンをテストして選ぶ。
・ 最後にフレッシュタイヤでのアタックと、ロングランでタイヤが磨耗したときのテスト、です。

午後1のセッションでフレッシュタイヤを入れてアタックし、そこからレース周回数と同じだけ走りました。
フレッシュタイヤでの1発タイムには若干不安があるものの、ロングランでタイヤが減ったときのタイムの落ち幅が
他の選手に比べて少なかったので、タイヤに優しいセッティングに出来たと思います。
あとは、1発タイムがコンマ3秒ほど、足りなかったのが不安ですが、そこは僕の集中力でカバー出来ると思います。

6月18日 大会当日

タイムトライアル(10分計測)
朝の公式練習は、昨晩から残った雨の中行われましたが、タイムトライアルの時間には路面は乾き、
ぶっつけのドライ走行になりました。
しかし濃い霧だけが残り、タイムトライアルの時間には最悪の状態でのコースインとなってしまいました。
視界は、ひどい所で30mぐらいしかなく、コースに不慣れな僕は1周目に、
54秒台という最低なタイムを出してしまいました。

そして次の周。…53秒台。

『ヤバイ!センスなさすぎ!このままじゃビリだ!』
と思った僕は、単独で走ると、どうしてもブレーキングポイントが定まらないので、ペースを落として
後続の速い選手を先に行かせて、前を引っ張ってもらうことにしました。
そこで、なんとかギリギリセーフの最終ラップで、タイムを出して7番手に着くことが出来ました。

ベストタイム:51.192秒
タイムトライアル結果:7位
トップとのタイム差:0.496秒

予選ヒート 16laps

7番手で、向かえた予選ヒート。嫌な霧も消え、視界良好でスタートです。
スタートは、イン側グリットからで、SUGOのコースは1コーナーから4コーナーまでが全部左コーナーなので、
イン側を守れば、抜かれることはないだろうと考えていました。
しかしスタート直後、1コーナーで前のほうが若干接触。予想外にイン側の列が失速してしまい、
アウト側から楽に抜かれてしまいました。

その後も、無理やり抜いてくる選手に引っ掛かり、なかなか前を追いかけられません。
途中、9番手走行中、前2台が射程圏内。
抜けるけど、決勝のためにタイヤも温存したい。自分のなかで、すごい葛藤がありました。
でも9番手からのスタートは、キツイと思い、トップグループがタイヤ温存のため、
ペースを落としているのが見えていましたが、
ちょっとタイヤを酷使しても、すこしでも前からスタートすることを優先に考えました。

ベストタイム:50.881秒
予選ヒート結果:7位

決勝ヒート  30laps

予選ヒートからマシンセットを見直し、いざスタート。
しかしまたイン側をキープしたのですが、スタートで順位を落としてしまいました。
今回のスタートは、 どこかに『ぶつかっちゃいけない』という気持ちがあって、 やけに慎重になりすぎていたのかもしれません。
さらに、キャブレターの開度が間違っていて、エンジンが中速で失速してしまい大きく順位を落としてしまいました。

1. 2周でキャブレターを合わせた後は、
2. マシンのバランスがすごく良くなっていて、どんどん追い上げていきました。

後半、他の選手がペースダウンしていく中で、自分のペースだけは変わらず
5番手走行中、4位の選手が、 徐々に近づいているのがわかりました。
残り周回数が減っていく中で『3位は無理でも、4位は抜きたい!

しかし最終ラップ、1秒差まで詰まったものの抜くまでに至りませんでした。

ベストタイム:50.781秒

決勝ヒート結果:5位入賞

おわりに今回のSUGOでは、前日だけの走行で当日を迎えましたが、
限られた時間の中で、しっかり決められたメニューをこなし、一発タイムには不安が残りましたが、
タイヤが減ったときの走りには自信がありました。

タイムトライアルの一発タイムの不安は、当日の集中力でカバーできると思っていましたが、
あの深い霧の中では、経験の差が出たと思います。
決勝ヒートでは、スタートで慎重になりすぎていた部分とキャブレターの開度のミスが致命的だったと思います。
最後の追い上げのペースは、2.3.4位の選手よりも速かったので、スタートさえ上手く行っていればと、悔やまれます。
しかし、今回は今シーズン、初めてまともにレースが出来たというか順当な位置でゴール出来た気がします。
ここからが、本当の今シーズンスタートだと思って、次戦は、さらに上を目指して頑張ります。
これからも応援宜しくお願いします!!                                                   
千代勝正

    
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