EVENT REPORT
2006年07月30日 

全日本カート選手権 東地域 FAクラス 
第4戦 カートソレイユ最上川

http://www.town.shonai.yamagata.jp/kart/index.htm


チーム名:KOSMIC RACING TEAM JAPAN&POWER WORKS
ゼッケン:#13
フレーム:KOSMIC T11
エンジン:VORTEX RVA
タイヤ :ダンロップハイグリップ S

ポイントランキング
http://www.jaf.or.jp/msports/index.htm
REPORT

7月30日 大会当日

公式練習 コンディション:ドライ

今回は、レースウィーク中の金曜日と土曜日は雨で、日曜日だけが晴れ。
当日までドライで1度も走れないという、僕にとって前代未聞の経験の中、公式練習が行われました。
幸い、前日の最後にハーフウェットですが、ドライタイヤで走行出来ていたので、走りのイメージは作れていました。
マシンセットは、これまで試してきたなかのベース的なセッティングでバランスが良く、
乗りやすかったので、早めにピットに戻りタイムトライアルに備えました。


タイムトライアル(10分計測)  コンディション:ドライ


タイムトライアルは、単独でもタイムを出せる自信があったので、集団を避け残り5分を切ったところでコースインしました。
はじめは、フレッシュタイヤのグリップに戸惑い、リズムが掴めませんでしたが、すぐに慣れて、単独でタイムを出しました。
コースインしてすぐにTONY teamの野尻選手に後ろに着かれてしまい譲って追いかけようか、すこし迷いましたが、
時間もないので、アタックしようと決めました。
しかし最終的には、野尻選手が僕の後ろでトップタイムを出していたので、『やられた!』という感じでした。

ベストタイム:43.438秒
タイムトライアル結果:3位
トップとのタイム差:0.268秒


予選ヒート  15laps


予選ヒートは、3番グリットからのスタート。僕の好きなイン側からのスタートなので、
スタートで2位に上がってそのままトップに立てればいいな。という気持ちでスタートしました。
スタートは、イメージどおりに決まり1周目で2番手に上がりました。
それからは前と後ろの感覚を見ながらタイヤを出来る限り温存して走ろうと思っていたところ
ホームストレートエンドで、トップの野尻選手のエンジンが焼きついてスピン。
これは、ほんとラッキーでした。

あとは、もう楽な展開かと思ったのですが、意外と2位と3位の選手が離せないので、
中盤にスパートを掛けて、離せたところで、後半はすこしペースを落として走りました。
マシンのバランスもタイムトライアルからすこし微調整して、さらに乗りやすくなっていました。

ベストタイム:43.197秒
予選ヒート結果:1位


決勝ヒート  25laps

僕にとっては全日本初めてのポールからのスタート。でも大丈夫。
となりはチームメイトの小林選手だったのでしっかり作戦を練りました。
スタートはそのお陰か、上手く決まりトップを守りました。

しかし、すぐに3位スタートの李選手に抜かれましたが、ここは焦らず様子見の2位をキープしました。
その後、今回もラッキーでトップの李選手がエンジントラブルでストップ。

『よーし、俺に運が向いている』と思い、後半ペースを上げていったのですが、
思うようにペースが上げられず、後続の選手に抜かれてしまいました。

しかしここでも焦らず、じっくりチャンスを伺おうと思っていたのですが、やっぱりペースが上がりません。
そのままさらに、もう1台にも抜かれ3位に落ちてしまいました。
そして最終ラップ、前の2台が競り合ったおかげで、差が急に詰まりラストチャンス
5コーナー立ち上がりできっちり合わせて、6コーナーでインを狙いましたが、
ここは、おもいっきりブロックされてしまい、クロスも狙いましたが失敗。

今回はメカニックと絶対、帰ってくることが最低条件と約束していたので、
リスキーなレースは避けて、3位でチェッカーを受けました。

ベストタイム:43.399秒

決勝ヒート結果:3位入賞

おわりに今回は、初めてのコースにレースウィークの前日から走り始めて
まともにドライセットで走行できないまま当日を迎えたにも関わらず、
このような成績を出せたのは、他でもないチームスタッフ、メカニックの頑張りのお陰だと思います。

僕が1番集中出来るように、いろいろと気を配って頂いたり、チームの雰囲気を良くして頂いたり、
僕が持てるポテンシャルをフルに発揮できるチーム体制だったと思います。
決勝ヒート後半、ペースが上がらなかったのは、予選ヒートで飛ばしすぎてタイヤを使いすぎた事が原因でしたので、

今回の経験は次戦に生かしたいと思います。

今回は嬉しい初表彰台ですが、自分自身の本音は悔しい表彰台です。
しかし今回、このチーム体制でトップを走れるということが照明出来たので、
次は勝てるチームという事を照明したい。

そしてその照明が出来るのも、スポンサー様、サポーター様、応援して頂けるすべての方々のお陰だと思っております。
残りは東地域1戦と東西統一戦を残すのみとなりましたが、変わらぬ御声援の程、宜しくお願い致します。

千代勝正

    
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