第八弾
エンジン始動

大量の配線を処理してまとめていきます。使用するDual-Syncデスビにはイグナイターが別に必要なのでMSD6Aをそれの代わりにしました。

配線が終わったらIGスイッチを入れてみます。コンピュ−ター(DFI)の中はいわば空っぽなので何もおこりませんが特に問題はなさそうです。DFIとPCをつないでセットアップします。ここではエンジンの基本データをセットします。排気量やシリンダー数、点火順序、デスビの種類などを合わせます。 キャリブレーションについてはユーザーフレンドリーな機能が付いていて、カムデータやインマニ、ヘッド、圧縮比などの情報を入力すると一通り初期データを作ってくれるので結構楽でした。 確認のためにデスビを外してを手で回してみました。火が飛ぶこととインジェクターの作動が確認できました。作動音での確認ですがインジェクターは初め、グループで動いていてカム信号を拾うと独立して動くようです。

いよいよ始動です。オイルや水などを再度確認。キーを回すとエンジンはかかりました。
Newエンジンなのでそのままブレーク・イン(初期ならし)に入り約30分後、一度停止してオイルを交換します。
その後、タイミングの調整や細かい部分の設定をして走れる状態になります。
これからは走ってみてもしくはシャシダイの上でセッティングをしていくことになります。

写真一つ目はメイン画面でインパネのようなものです。
2枚目は点火MAPを3Dで表示したものです。
この手の設定が20くらいあるでしょうか、大変です。。。

走ってみて、ざっくりセッティングを取った感じではレスポンスの良い軽い感じに思いました。
やはり低速域ではL98に劣るけど上の方は良さそうです。特に排気音は自分が思っていた音が出てうれしいところですね。
LS系エンジンの音に近いと思います。

ただ、音が大きすぎたので改善策を考えないといけません。
油温も上がりっ放しなのでその対策も必要そうです。

セッティングを100%に近づけるにはまだ時間がかかりそうですが、これでエンジン交換プロジェクトはひとまず終了です。
対策についてはまた後日載せたいと思います。