レポート46

2008年2月24日

エンジン回りの部品取り付けが、ほとんど終わりました。
まあ、元に戻すだけですけどね。

ここで部品待ちです。

ラジエターホース、ヒーターホース、
ヒーターフィッティング、エキゾーストガスケット、

そんな部品ぐらい

もっと早く、最初に準備しとけよっ!! って感じですね。。。
部品揃ってれば、2日で終わってました。

レポート47

2008年2月24日

180000km走行したエンジンの状態です。
昨年パワーチェックをして、又、その後の走行からも
全く異常は無く、調子の良いエンジンでしたが、
果たしてその中はどうなっているのか?

分解です。

まずはバルブカバーを開けます。
写真だと真っ茶色になっていますが、これはとても綺麗なんです。

過去にあった酷いエンジンの例ですが、
バルブスプリングの回りにスラッジが溜まりすぎて、
プッシュロッドから上がってきたエンジンオイルが、
下に落ちていかずにヘッドの上の部分に溜まり、溜まりすぎて、
オイルパンのオイルが足りなくなり、オイルポンプからエアーを吸ってしまった。
なんて事もありました。(そのエンジンはお亡くなりになりました)

元々、中古並行の車は新車の状態からあまりエンジンオイル交換や、
メンテナンスをキチンとされていない状態で、日本に入ってくる物も多く、
同じような年式でも状態は様々です。

エンジンを全部ばらす事は出来なくても、バルブカバーだけ開けて、
中の汚れ状態を確認する事は、難しくありません。
ガスケットもゴムなので、センターボルトのバルブカバーの場合、
カバーを開けても大抵の場合そのまま締める事が出来ます。

その他の部分ですが、シリンダーヘッドの真ん中あたり、
EGRに行くポートですね、酷い車は、
ここの裏にカーボンがビッチリ溜まるんです。
エキゾーストバルブが近い部分なので、オイル管理が悪いと、
ここでエンジンオイルが焼けてスラッジが成型されてしまうんです。

このエンジンは予想以上に優秀ですね。
プッシュロッド、リフター回りも全然スラッジが見られません。
リフターもすんなり抜けて、カムシャフトの摩耗はほんの少し見られましたが、
フラットタペットのリフター&カムシャフトで、この走行距離からすると、
とても優秀です。







レポート48

2008年2月24日

エンジン分解の途中ですが、写真1枚だけで、
とてもお伝えしたい部分ですので。。。
この写真は、ディストリビューター近くのヒーターホースコネクターです。

アルミのヒーターパイプが刺さっている部分ですが、
古い車はほとんどの場合ここの部分を交換しようとすると、折れてしまいます。
エンジンルームを覗いて、
「あれ??クーラントが漏れてるかな??」
なんて、見つけて
アルミのヒーターパイプをいじって、 
グリグリグリッ・・ ボキッ!!!?....

なんて事になりかねません。

実際にクーラント漏れがあって、フィッティングを交換しようとしても、
まず緩みません。
今回はエンジン降ろした状態で、結構気を遣い緩めてみましたが、
やはりダメでした。ほんの少しの力で折れました。
エンジンルームの奥なので、作業が難しい場所です。
折れ込んでしまうと、ネジ山修正するのはとても大変なので、気を付けましょう。

レポート49

2008年2月25日

エンジン分解の続きです。

シリンダーは縦傷も全然無く、シリンダーも普通は、
段付きがある物ですが、ほとんど無いです。
全く減っていないと言う事はありませんので、
この後、測定します。

このエンジンを再生しても、カムシャフト、リフター、
タイミングチェーンなどは使いませんので、
すぐに捨てても良いんですが、
後ほど減り具合を計測します。

オイルポンプ回り、オイルパンの中の写真もありますが、
すごい、茶色ですね。

でも、黒い固まりの、スラッジなどはやはり無いですね。

だいぶ前に同じ年式ぐらいのエンジンで、オイルパンの中にゴミが溜まりすぎて、
オイルポンプスクリーンが詰まってしまったエンジンがありましたね。
両手で持ちきれない程のゴミが取れました。
まあ、トラックのエンジンは色々と有ります。



    
レポート50

2008年6月13日

約4ヶ月ぶりのレポートになってしまいましたね。

最初に、383TBIエンジンVORTECヘッドを載せて、
セッティングしていたのですが、その後に
もう1台の383TBIエンジンも載せて。。。
カムシャフト変えて。。
圧縮比上げてみたり。。
シリンダーヘッドをアルミにして。。
また、カムシャフト変えて。。。と、
仕事に空きが出来た時に色々とやってました。

茂木まで行ったり、鈴鹿まで往復したり、
かなり距離走ってます。

今回で、5回目のエンジン脱着となります。
色々と冒険した仕様から町乗り用で、
重量車用のエンジン仕様です。
やはり、2300rpmぐらいで最大トルクが出る方が、
良いみたいですね。

おそらく、これで最後の脱着となると思いますが、
降ろしたエンジンはまた、ばらしますので、
まだ最終的な仕様となるかどうかは解らないですね。







    
  

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